記事

歯を失った際の治療法の一つに「ブリッジ」があります。

これは、欠損部の両隣の歯を支えにして人工の歯を橋渡しする方法で、比較的短期間で見た目と噛む機能を回復できるのが特徴です。
ただし、健康な歯を削る必要があるため、長期的な視点での慎重な判断が求められます。
保険適用となる場合も多く、現在でも広く用いられている治療法の一つです。
次回は、近年注目されているもう一つの欠損補綴治療「インプラント」についてご紹介します。治療法の違いやメリット・デメリットを比較しながら、最適な選択肢を考えていきましょう。

これまでのブログでは、欠損補綴の方法として「義歯」と「ブリッジ」についてご紹介してきました。

今回は、それらに続く第三の選択肢「インプラント」について取り上げます。
インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法で、周囲の歯に負担をかけず、見た目や噛み心地が自然に近い点が大きな特徴です。

一方で、保険適用外であるため費用が高額になりやすく、治療期間も長くなります。さらに、骨の量が不十分な場合や、糖尿病・心疾患などの全身疾患がある場合には、治療が適応とならないこともあります。
メリット・デメリットをよく理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。